おはら祭への参加を拒否された旧統一教会が関連する踊り連の代表が、鹿児島市の下鶴市長に対し、決定の取り消しを求めている裁判についてです。きょう2日、初めての口頭弁論が開かれ、原告は「信教の自由を侵害する」と主張しました。
鹿児島地裁に訴えを起こしているのは、旧統一教会=世界平和統一家庭連合、鹿児島家庭教会の信者で、踊り連の代表を務める70代男性です。
訴状などによりますと、男性は今年7月、おはら祭に「鹿児島家庭教会おはら祭愛好会」として参加を申請しましたが、鹿児島市の下鶴市長が会長を務める振興会は「参加を認めない」などとする決定を出しました。
踊り連は信者ら50人規模で、男性は「家庭連合は刑事罰を受けたこともないのに反社会的団体との理由で排除された」などとして、決定の取り消しを求めています。
2日の初弁論で、男性は「参加の排除は憲法が保障する信教の自由を侵害する」などと主張しました。
鹿児島市側は「決定を取り消したとしても祭りは終わっていて、参加は不可能」などとする答弁書を提出し、訴えの却下を求めています。
次回の口頭弁論は来年1月13日に開かれる予定です。














