瀬戸内海でカキの大量死が起きている問題で、岡山県内3漁協では「2年もののカキ」の7割から8割が死んでいることが分かりました。

岡山県と県内の6漁協が先月（11月）下旬に実施した調査で明らかになったものです。県水産課によりますと、日生町・牛窓町・伊里・笠岡市・寄島町の漁協で「1年もののカキ」は16%から72%が死んでいました。

さらに、日生町・邑久町・牛窓町の漁協では「2年もののカキ」の73%から83%が死んでいたということです。

1年ものの調査は10月にも行っていましたが、今回は2年ものも調査し被害が明らかになりました。「原因のひとつは高水温による影響」とみられているものの不明な点は多く、県は「今後、漁期が進むと身入りも変わってくるので生産状況が上向くことを願っている」とコメントしています。