11月26日朝、大阪の十三でバイクを運転していた男性が、トラックにひき逃げされ死亡した事件で、56歳のトラック運転手の男が逮捕されました。

 ひき逃げや過失運転致死などの疑いで逮捕されたのは、吹田市のトラック運転手・崎浦旬也容疑者(56)です。

 警察によりますと、崎浦容疑者は、26日午前8時過ぎ、大阪市淀川区十三東の路上でトラックを運転中に、バイクを運転していた大阪府吹田市の自営業・北橋新さん(37)をはねたにもかかわらず、そのまま逃げ、北橋さんを死亡させた疑いが持たれています。

 現場は片側2車線の道路で、警察によりますと、トラックが車線変更した際に左側を走行していたとみられるバイクと衝突。バイクは事故のはずみで近くの電柱にぶつかったということです。

 現場近くに住む人は次のように答えました。

「(バイクの)形が半分以上潰れていた。(心肺)蘇生(処置)しても反応がなく、これはえらいことになったと思った」

 現場では、そのまま走り去る紫色のトラックが目撃されていて、警察が死亡ひき逃げ事件として捜査していましたが、防犯カメラの映像などから車両を割り出し、兵庫県内で崎浦容疑者の身柄を確保し、その後、逮捕しました。

 トラックには他にも同乗者が1人いたということで、警察が当時の状況を聞いているということです。警察は崎浦容疑者の認否を明らかにしていません。