日中関係の緊張が高まる中、中国政府は当面、日本への渡航を控えるよう注意喚起しています。中国人観光客の減少も予想される中、鹿児島の観光業界に現時点では大きな影響は出ていないようです。

県内およそ320のホテルや旅館が加盟する県ホテル旅館生活衛生同業組合は、「中国からの渡航自粛の影響に関する情報は入っていない」としています。

宿泊客の4割をインバウンド客が占め、中でも中国からの割合が一番多い鹿児島市のホテル・シェラトン鹿児島では、これまでに10人前後の団体客のキャンセルが1件ありました。個人客についても中国からのキャンセルが若干あるものの、「大きな影響はでていない」としています。

城山ホテル鹿児島は、インバウンド客の3割ほどを中国からの個人客が占めています。今のところ「目立ったキャンセルなどの動きはない」としていますが、「状況を注視していく」としています。

宿泊客の1割程度が中国からの観光客という指宿市。指宿市観光協会によりますと、これまでのところ中国からの渡航自粛の影響は特にないということです。しかし、今後影響が出てきた際には、「クーポンなどを活用した誘客の施策を検討する必要があるかもしれない」と話しています。

鹿児島のホテル・観光業界は中国政府の渡航自粛を、今のところ冷静に受け止めています。