高校サッカーの強豪・仙台育英学園高校は、サッカー部内でのいじめ問題をうけ、全国高校サッカー選手権大会への出場を辞退することを決めました。

この問題は、仙台育英高校サッカー部の3年生の男子部員が、1年生の頃から主に同級生の複数の部員から不適切な言動を繰り返し浴びせられていたもので、学校側が「いじめ重大事態」として調査していました。

学校はきょう、「構造的いじめを生じさせ、これを見逃してしまう体制であった」などとする文書を公表。そのうえで、出場が決まっていた全国高校サッカー選手権大会について、「人権意識の適切かつ十分な理解が顧問団ならびに生徒になければ、今後も同様の事案が起こり得る」として出場を辞退するとしています。