まさに季節の変わり目。きょうは北海道と沖縄で、気温差が40℃近い日となっています。

 沖縄に接近しているのは台風26号。12日午前9時現在、中心は台湾付近のバシー海峡にあり、台風周辺から前線に向かう、暖かく湿った空気の影響で、沖縄地方では大気の非常に不安定な状態が続き、あす朝までの24時間に最大120ミリの雨が予想されています。

 台風は勢力を保ちながら、12日午後9時には東へ時速15キロで進む予想です。中心気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなる見込みです。

 13日午前9時には、与那国島の北北東の海上に進む予想で、北東へ時速35キロと速度を上げて進む見込みです。

 そして14日午前9時には、南大東島の北の海上に達し、温帯低気圧に変わる予想です。

 日本近海では平年より海面水温が高い状態が続いていて、沖縄地方の最高気温は那覇市や宮古島市で、きょうすでに30℃を超えています。

■暑い沖縄 マイナス7度の北海道

 いっぽうの北日本。北海道ではけさの最低気温がマイナス7度(大樹町)となりました。

 すで北日本ではに雪も積もっていて、青森市の酸ケ湯で44センチ、北海道美瑛で37センチなどはすっかり冬の様相です。

 北海道地方の初雪は10月下旬から平年より早めに観測されているところが多く、積雪も倶知安など平年より9日早いところや、平年並みのところもあります。

 この時期の積雪は、決して珍しい状況ではないということです。

 夏から、短い秋を経て冬へ。まさに『季節の変わり目』となり、服装や体調管理などにもじゅうぶん気を付ける必要がありそうです。