北海道旭川市に住む30代の男性がマッチングアプリで知り合った「藤原美咲」という女を名乗る相手に、投資名目で約3060万円分の暗号資産をだまし取られました。

警察によりますと、旭川市に住む30代の男性は9月24日、マッチングアプリを通じて「藤原美咲」という女と知り合いました。

男性は藤原からLINEに誘導され、「叔父の指導で仮想通貨の短期トレードをして利益が出ている」「この喜びをシェアしたい」「初心者なら低額で始めるのをおすすめするよ」などと投資話を持ち掛けられました。

男性は藤原から送信された顔の画像から「藤原美咲」が女だと信じ、日本語でやり取りする中で、指示された架空の仮想通貨アプリを自分のスマートフォンにインストールすると、9月30日から10月18日までの間に6回にわたって、あわせて約3060万円分の暗号資産を送金し、だまし取られたということです。

男性は利益が出ていることを確認し、出金手続きをしようとしたところ手数料を請求されたため「藤原美咲」に確認したところ「藤原美咲」からも手数料を請求され不審に思い、10月21日に警察に相談し、被害に気づきました。

警察は、SNSなどで投資目的の高額の振り込みを依頼されたときには詐欺の可能性が高いことから、すぐに振り込まず、警察に相談するよう呼びかけています。