鹿児島市で31日未明、2人乗りのオートバイが電柱に衝突し、乗っていた男子高校生が死亡しました。県内では交通死亡事故が相次いていて、4年ぶりに多発警報が発表されました。

警察と消防によりますと、きょう31日午前1時半ごろ、鹿児島市鴨池1丁目の市道で、男子高校生と18歳の男性会社員が乗ったオートバイが、歩道に乗り上げ、電柱に衝突しました。

この事故で、鹿児島市中山2丁目の高校生、岸田和也さん(17)が意識不明の状態で病院に運ばれましたが、およそ2時間後に死亡しました。また、男性会社員も意識はあるものの骨折の大けがです。

現場は片側2車線の直線道路で、警察はオートバイをどちらが運転していたかを含め、事故の状況を調べています。

なお、県内ではきょう31日までの9日間で、交通死亡事故が5件発生しています。このため、県や警察などでつくる協議会は4年ぶりに県内全域に交通死亡事故多発警報を発表しました。

期間は来月9日までの10日間で、夕暮れ時の早めのライトの点灯や、歩行者の反射材の着用などを呼びかけています。