福岡県須恵町の中学校に勤務する66歳の補助教員の男が、偽造した教員免許状の写しを提出したとして起訴されました。

偽造有印公文書行使の罪で起訴されたのは、須恵町の中学校で補助教員を務める近藤正仁被告(66)です。

起訴状などによりますと近藤被告は今年1月、自身の採用をめぐり偽造した教員免許状の写しを提出したとされています。

福岡地検は近藤被告の認否について明らかにしていません。

近藤被告は2005年、福岡市の中学校に勤務していた際、女子中学生へのわいせつ事件で有罪判決を受け教員免許を失効。

関係者によりますと、近藤被告はその後も免許の失効を隠したまま、苗字を変えたり偽造した教員免許状を使ったりして、各地の自治体で教員として勤務し続けてきました。

さらに須恵町の中学校では掃除中の女子生徒に対して「その姿はエロく見える」と発言するなど、不適切な行為が問題となっています。

須恵町教育委員会は「職員の処分については今後の裁判の状況を踏まえ、厳正に対処していく」とコメントしています。