東大寺の正倉院に伝わる宝物を集めた「正倉院展」が奈良国立博物館で始まりました。

 7世紀ごろの「瑠璃坏」。シルクロードを経て、古代日本に伝わりました。77回目を迎えた今回の正倉院展では、初出展の6点を含む67点が公開されています。

 会場には、貝ガラやトルコ石などで装飾された聖武天皇ゆかりの銅鏡「平螺鈿背円鏡」や、時の権力者らが求め織田信長がその一部を切り取ったとされる香木「蘭奢待」、奈良時代の楽器などが展示されています。

 (来館者)
 「神国日本だなと思う」
 「いろんな方が書いた文字を楽しみにいつも来ています」

 正倉院展は11月10日まで開かれ、入場には事前予約が必要です。