鹿児島サンロイヤルホテルが鹿児島市住吉町15番街区への移転を目指す中、県が委託した評価委員会がホテルを経営する鹿児島国際観光に対し、31日、ヒアリングを行いました。

鹿児島国際観光に聞き取りを行ったのは、鹿児島大学の名誉教授や公認会計士など県が委託する評価委員6人です。

鹿児島港本港区の住吉町15番街区を巡っては、所有する県が利活用を希望する事業者を公募し、鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光1社のみが移転先として手をあげました。

国際会議にも使える宴会場=バンケットなどを備えた9階建てホテルの建設を提案しています。

31日のヒアリングは冒頭以外、非公開で行われ、委員会によりますと、収支計画や今後のスケジュールについて説明があったということです。

(県PR観光課・東俊浩PR観光企画監)「県としては評価委員会の選定結果や選定に至るまでの議論で出てきた意見などを踏まえ、住吉町15番街区利活用事業を着実に進めていきたい」

委員会は意見の整理や調整を行い、意見がまとまれば今週中に鹿児島国際観光を選定する見込みです。その後、県が議会に諮り最終決定するかどうか10月中に決まる予定です。