鹿児島港本港区のまちづくりを民間や行政が考える懇談会が25日に開かれ、北ふ頭ににぎわいを生み出すため、「しおかぜ通り」に10月から来年3月までカフェの運営を想定したコンテナハウス2基を試験的に設置する方針が示されました。
また、きのう24日は県が所有する鹿児島市の住吉町15番街区を巡り、現地への移転を目指す鹿児島サンロイヤルホテルの運営会社が、9階建ての施設を整備する計画を提案しました。
鹿児島港本港区の住吉町15番街区は、土地を所有する県が利活用を希望する事業者を公募し、鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光1社が手をあげました。
24日は、県が開いた公開プレゼンテーションの場で計画の概要が示されました。
鹿児島国際観光によりますと、住吉町のホテルは9階建てとし、1階には会議室を3部屋、2階には最大2000人を受け入れられる大宴会場、3階には錦江湾を望む大浴場、4階から9階までには281部屋を設けるとしています。

また、最大233台分の駐車場を確保し、同じ本港区のドルフィンポート跡地に県が整備する新たな総合体育館=スポーツ・コンベンションセンターとの連携も進めたいとしています。
(鹿児島国際観光・下津昭則社長)「地域に愛されるホテルとして、住吉町15番街区に事業が実現できるよう努力したい」
県の公募に応募したのが1社のみだったことから、先週の記者会見で「公平性を保てるのか」という質問を受けた塩田知事は…
(塩田康一知事)「公開プレゼンで見てもらい、議会で議論してもらう。こういった手続きの中で公平性、透明性は担保できると思う」
一連の手続きに問題はないとの認識を示しました。
今後は提案された内容が観光客や県民などをひきつけるものかどうか、県内経済への波及効果を生むものかどうかなどを基準に最終事業者が選ばれ、県議会での議論を経て10月に決まります。














