レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社(以下レノボ)は、AIを活用した社会課題の解決に向けたソリューションの共創および実証を目的とするコンテスト「Lenovo AI Innovation Challenge 2026」を2025年9月17日(水)・30日(火)で開催する。
「Lenovo AI Innovation Challenge 2026」詳細はこちら
本コンテストのテーマ設定にあたっては、企業のIT担当者173名を対象にアンケート調査を実施し、AI利活用に関する現場の課題を抽出。最多の回答として、「技能・技術の継承が難しい」(54%)、次いで「部門間情報共有不足」(51%)や「引き継ぎ不足」(42%)が挙げられた。その結果を踏まえ、「働く職場で日々感じている現場課題を、AIで解決するアイデア」をテーマに設定。参加企業は、このテーマに基づいて社会課題の解決に資するアプリケーションの開発に取り組む、アイデアソン形式のコンテストだ。本取り組みは、レノボが注力する継続的なパートナーエコシステムの拡大を目的とした活動の一環となる。
AI利活用における現場の課題は、レノボが2025年5月に発行したレポート「CIO Playbook 2025 - AIノミクス時代の到来」においても浮き彫りになっており、現場レベルでの支援の必要性は今後さらに高まると見られている。同レポートによれば、日本国内でAIを全社的に導入している企業はわずか2%にとどまり、多くの企業が既存システムや業務プロセスとの整合性を重視する傾向にある。こうした傾向から、日本企業は迅速な導入よりも、長期的に信頼性の高い堅牢なソリューションの構築を優先していることが明らかになっている。
「Lenovo AI Innovation Challenge 2026」の審査員を務める株式会社GenesisAI代表取締役社長/CEO、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)客員教授の今井翔太さんは、次のように述べている。
株式会社GenesisAI 代表取締役社長/CEO、北陸先端科学技術大学院大学 客員教授 今井翔太さん
「人間の作業をほぼ全てこなすAIの出現は昨今の研究成果をみる限りほぼ時間の問題ですが、AIが解決すべきこと、解決するための一次材料は人間が与える必要があります。また、世界のどこかのサーバーで動くAIの業務利用はセキュリティ上問題があり、エッジAIの開発が求められます。本アイディアソンにおける現場の課題を生成AIとハードの知識を使って解く経験は、この時代に求められる力を養う貴重な機会になると思います」
レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社張 磊(チョウ ライ)代表取締役社長は、次のように述べている。
レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社 張 磊 代表取締役社長
「『Lenovo AI Innovation Challenge』は、AIが『働く』に歓声をもたらす未来を共創するための、極めて重要な取り組みです。私たちが目指すのは、単に技術を提供するだけでなく、皆様のビジネスに真の変革をもたらすことです。日本におけるデータの分断、人材不足、そしてDXの遅れといったAI導入における課題は、AIによる新たな価値創造の大きな機会でもあると信じ、今回、Lenovoが誇る最先端のAIインフラを解放し、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)の皆様が持つ革新的なアイデアと技術を最大限に引き出す舞台をご用意しました。このチャレンジを通じて生まれるであろう、社会に大きなインパクトを与えるAIソリューションの数々に大きな期待を寄せています。そして、開発された素晴らしいソリューションが、レノボのグローバルネットワークを通じて世界へと羽ばたき、新たなビジネスチャンスを掴むことを心から願っております。共にAIノミスクの時代を切り拓き、働くすべての人々が歓声を上げる未来を実現しましょう。皆様のエントリーを心よりお待ちしております」
「Lenovo AI Innovation Challenge 2026」概要
募集テーマ:「働く職場で日々感じている現場課題を、AIで解決するアイデア」
募集期間:2025年7月17日(木)~9月12日(金)
参加対象:法人所属の方、AI関連の開発や企画に興味がある方、チームを組んで参加できる方
審査員:
今井翔太さん/株式会社GenesisAI 代表取締役社長/CEO、北陸先端科学技術大学院大学客員教授
糀原晃紀さん/インテル株式会社 インダストリー事業本部 副本部長
幸村裕子さん/インテル株式会社 インダストリー事業本部シニア・ソリューション・アーキテクト
飯田陽一郎さん/NECパーソナルコンピュータ株式会社 執行役員 コマーシャル営業推進本部 本部長 博士(情報理工学)/米国PMI認定PMP
早川哲郎さん/レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社 ソリューションアーキテクト本部 本部長
宮崎慶太さん/TBSテレビ メディアテクノロジー局 イノベーション推進部長
堺博文さん/株式会社東芝 社会システム事業部 インフラサービス創造部 担当部長
東田美登里さん/株式会社SCREENホールディングス 経営戦略本部 IT室 プロセス変革推進部 部長
詳細については、特設サイトをご覧ください:
https://lenovo-ai-innovation-challenge.com/?utm_source=tbs&utm_medium=display&utm_campaign=Innovation_challenge&utm_content=les202508
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<レノボについて>
レノボ(HKSE:992/ADR:LNVGY)は、売上高690億米ドルの世界的なテクノロジー企業であり、FortuneGlobal 500の 248位にランクされている。180の市場で毎日数百万人の顧客にサービスを提供している。レノボは、すべての人にスマートなテクノロジーを提供するというビジョン「Smarter Technology for All」を掲げ、AI対応、AI-readyかつ最適化AIであるポケットからクラウドまでのポートフォリオ(PC、ワークステーション、スマートフォン、タブレット)、インフラ(サーバー、ストレージ、エッジ、HPC、ソフトウェア、ソフトウェア定義型インフラストラクチャ)、ソフトウェア、ソリューション、サービスの発展を促進する世界最大級のPCメーカーとしての成功を収めてきた。世界を変えるイノベーションへの継続的な投資により、レノボはあらゆる場所のすべての人にとって、より公平で信頼できるよりスマートな未来を創出する。詳しくはこちら。
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