「なぜか飛び交う日本語、短いアップ」

取材を始めたとき、アメリカの選手たちが私の顔を見かけると「元気ですか?」「お腹すいた」と日本語で話しかけてきた。私も英語で「Very hungry?」と返しておいた。

日本語で「お腹すいた」と話すチームメイト

これは、去年までこのチームでコーチをしていた現ソフトバンクの倉野信次コーチの影響らしい。

倉野コーチの人望は厚く、佐竹さんも「日本人を受け入れる土壌ができあがっていた」と話す。

佐竹さん(左)に挨拶する選手たち

練習が始まると日本では見ない光景を目の当たりにする。まずアップが短い。全員で足並みをそろえて走ったりすることもない。

自身もしっかりとアップをする選手だった佐竹さんでさえ「日本人はアップが長すぎるんじゃないか」と話した。

アップする選手たち