8月16日の夜、京都では「五山送り火」が3年ぶりに全面点火され夏の夜空をいろどりました。「五山送り火」は、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出す伝統行事で、京都市を囲む5つの山に炎で文字や形が浮かび上がります。しかし、ここ2年は、新型コロナの感染対策で見物客の密集を避けるため、規模を縮小して実施。全面点火は、実に3年ぶりです。

本来なら、午後8時に「大文字」の点火がはじまり、「妙・法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順でした。しかし点火の1時間前頃から、京都市内では雷が鳴り響き、強い雨が降りました。街の東西で天候の回復に時間差があり、「大文字」は時間通りに始まらず遅れて点火しました。午後8時半前には3年ぶりに京都市を囲む5つの山すべての文字と形に火がともりました。その模様をライブ配信致しました。

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