アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問に対抗し中国軍は軍事演習を行っていますが、台湾側はきのう、80を超える中国軍の軍用機などが台湾海峡の中間線を越えたと明らかにしました。

台湾国防部によりますと、きのう、中国軍の軍用機68機と艦船13隻が事実上の停戦ラインである台湾海峡の「中間線」を越え、台湾側に進入したということです。

軍事演習について中国側は、沖縄の自衛隊やアメリカ軍基地も対象に含んでいることをうかがわせています。また、中国外務省はアメリカとの軍事分野の対話や気候変動問題をめぐる協議など、8つの分野での交流停止のほか、ペロシ下院議長や親族への制裁措置も発表しています。

これらの措置についてアメリカ政府は5日、「無責任だ」と中国側を非難。その一方で、「軍と軍の間の対話のチャンネルはこうした状況にこそ必要なもので、すべてのチャンネルが閉ざされたわけではない」としています。