鹿児島市、姶良市、霧島市は後援していたイベントの共催者に旧統一教会に関係するとみられる団体があったことなどから、5日までに後援取り消しを決めました。

鹿児島県と3市が後援していたのは、世界平和や日韓友好を掲げて、県内を自転車で走るイベント「ピースロード」です。先月23日に開かれる予定でしたが、新型コロナの影響で中止されました。

鹿児島市は去年も後援し、ことしも5月に実行委員会からの申請を受け、6月に後援を決めましたが、旧統一教会の「世界平和統一家庭連合」と関係があるとみられる団体が共催者に含まれることが分かったためとして、おととい3日に後援を取り消しました。

(鹿児島市総務課 堀之内勇課長)「後援したことについては不適切だった。行政は政治的にも、宗教的にも中立性を確保しなければいけない立場。今後は、活動の内容や構成団体のメンバーを十分に把握してから後援をしていきたい」

また姶良市と霧島市もそれぞれ5月に申請を受けて後援を決めましたが、4日付けで後援を取り消しました。
霧島市は去年も後援し、姶良市では去年、市教育委員会が後援していました。両市は後援の取り消し通知書を主催者側に送るとしています。

また、県によりますと、イベントの実行委員からの申請を受けて去年と今年、後援し、去年の出発式には塩田知事が出席する予定でしたが、災害対応で欠席したため、県の職員が代理出席し、知事のメッセージを紹介しました。

(県国際交流課 大園博文課長)「旧統一教会の関連団体とは認識していなかった。宗教性はないとか、県の後援基準にのっとり審査した」

県は今後、後援を取り消すかどうか検討したいとしています。後援取り消しについてMBCではイベントの実行委員会に電話と文書でコメントを求めましたが、これまでに回答はありません。

なお、MBCは主催者側から「世界平和を願う大会を行う」との申請を受け、このイベントを後援しましたが、事実関係を調べ直し、後援の取り消しを行いました。