アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問に猛反発している中国。中国軍は、予告していた台湾を取り囲む形での「重要軍事演習」を始めました。

中国軍のパイロット
「いつでも戦闘準備はできていて、戦うことができる。強い決意と確固たる意志、強い能力を持って、国家主権と領土の一体性を守る」

国営メディアは、中国軍が日本時間のきょう午後1時から、台湾を取り囲むように6つのエリアの海域と空域で実弾射撃を伴う「重要軍事演習」を開始したと伝えました。演習は7日まで続く予定です。王毅外相はきょう、ペロシ氏の訪問を改めて非難。

王毅外相
「アメリカ側の狂気じみた無責任で、極めて非合理な行動に中国が断固として抵抗しなければ、主権と領土の一体性を尊重する国際関係の原則は何の効力も持たなくなる」

その上で「現在と将来における措置は慎重に検討された必要な防衛的対抗措置だ」と主張しました。

そのペロシ下院議長は、きのうから韓国を訪れています。しかし、到着時の写真には韓国側から出迎える人の姿は見当たらず。 さらに、きょうから訪問する日本では、岸田総理との面会が調整されているのに対し、韓国の尹大統領とは電話会談にとどまりました。

尹大統領が夏休みをとっていることなどが理由とされていますが、韓国メディアは「中国の顔色を伺ったのではないか」と指摘しています。