旧統一教会と政治の問題。自民党は「組織的な関係はない」と断言していますが、私たちが発掘した映像には、旧統一教会関係者らが自民党本部を訪問する様子が…。さらに総理主催の「桜を見る会」には、“教団の関連団体”の幹部が招待されていました。

■露呈する旧統一教会と政治家の問題 自民党「一切の関係はない」


旧統一教会と政治家の関係は適切なのか、会見では質問が相次ぎました。

警察庁を所管する、二之湯智・国家公安委員長。旧統一教会の関連団体のイベントで実行委員長を務めていました。

二之湯智 国家公安委員長
「名前を貸しただけです。(旧統一教会の)会員ではございませんし、(旧)統一教会がどういう教義をもって布教活動をしているか、さっぱり分かりません」

萩生田光一・経産大臣は、旧統一教会が関係する会合で挨拶したことがあると認めました。

萩生田光一 経産大臣
「お誘いをされた会合の冒頭で挨拶した、確かにそういう事実はありましたけれども。承知のうえでお付き合いをしているというのではなくてですね」

旧統一教会側から選挙で支援を受けていた、岸防衛大臣は…

岸信夫 防衛大臣
「これまでのそういう関係について、しっかり見直していかなければいけない」

自民党議員と旧統一教会の関係が次々と明らかになっていることについて、自民党の茂木幹事長は8月2日の会見で、このように述べました。

自民党 茂木敏充 幹事長
「関係部門に改めて確認するよう党として指示を出しまして。その結果、これまで一切の関係を持っていない、このような確認でありました

組織的な関係はないと改めて否定しました。

国民の疑念は払拭されるのでしょうか。旧統一教会のメディアは、こんな映像を配信していました。

■過去に自民党議員が旧統一教会関係者と会合か?


旧統一教会幹部 キム・ギフン氏
「自民党本部では、高村正彦議員に迎えていただきました。自民党の副総裁です」

自民党本部の総裁応接室で、2017年5月に行われた面会の様子を伝えています。当時、高村氏は自民党の副総裁という立場です。
この場には旧統一教会の幹部、キム・ギフン北米総会長(当時)が同席していました。

当時TBSが取材した映像にも、キム氏が部屋に入っていく様子が映っていました。「アメリカ共和党の訪日団による表敬訪問」として公開された場でした。

和やかな雰囲気で行われた面会。高村氏にキム氏と面会したのかを取材すると…

高村正彦氏
「ご質問の方を存じ上げません。ただ、米国共和党議員訪日団というものがありましたが、その訪日団の中にその方がいたかどうかは、知る由もありません」

自民党本部での面会の翌日、今度は衆院議員会館でこんな会合が行われていました。

出席者の一人だった、自民党の御法川信英・衆院議員は自身のFacebookで、ワシントン・タイムズ財団のイベントだったと投稿しています。ワシントン・タイムズは旧統一教会系のメディアです。
議員会館の会議室には主催者として御法川議員の名前があり、会議室を押さえたのは御法川議員だったことがうかがえます。御法川議員の2つ隣には旧統一教会の会長(当時)、徳野英治氏が座っていました。

旧統一教会幹部 キム・ギフン氏
「ワシントン・タイムズ代表団と日本の国会議員約100人が出会った場所で『真の父母様』の考えを紹介でき、とても満足しています」

「真の父母様」とは、教団の創設者である文鮮明氏夫妻を指した言葉です。

会合に出席していた、自民党の西村明宏・衆議院議員に取材したところ、次のように回答しました。

自民党 西村明宏 衆議院議員
「米国議員が来日するので出席してほしいと別の議員から誘いを受け、会議の前に顔を出した」