旧統一教会と自民党の関係について一枚の写真に注目します。去年6月、国会内で衆院選の直前に開かれた会合で、旧統一教会系団体の中心人物を自民党の国会議員たちが囲んでいます。教団側の思惑、そして国会議員の目的は何だったのでしょうか。

■“21人のガッツポーズ”旧統一教会と自民党の関係

1枚の写真から浮かび上がるのは、旧統一教会と自民党議員の浅からぬ関係です。2021年、衆議院議員会館で開かれた「日本・世界平和議員連合懇談会第一回総会」という会合。笑顔でガッツポーズを決める21人の男性は、どんなメンバーなのでしょうか。

▼神山佐市元議員▼伊東良孝議員
▼奥野信亮議員▼御法川信英議員
▼逢沢一郎議員▼原田義昭元議員
▼細田博之議員▼三原朝彦元議員
▼柳本卓治元議員▼宮島喜文元議員
▼中村裕之議員▼工藤彰三議員
▼斎藤洋明議員▼藤原崇議員
▼関芳弘議員▼八木哲也議員
▼上野賢一郎議員▼金子万寿夫元議員
▼松本文明元議員▼田畑裕明議員

前列の中心にいるのは現在の衆院議長で、自民党の重鎮、細田博之氏です。
細田氏の右隣の人物は、梶栗正義氏。旧統一教会系の政治団体、「国際勝共連合」の会長で、教団の関連団体のトップも務める人物です。

もともと、この写真は、原田義昭元衆院議員が、Facebookにあげたものです。
原田氏は、第4次安倍改造内閣で、環境大臣を務めましたが、この会合の4か月後に行われた衆院選で落選。現在、写真は掲載されていませんが、こんな投稿をしていました。

原田義昭氏のFacebook
「この度前会長が引退され、私が後任の『議員連盟会長』に選ばれました。名誉会長に細田派会長・細田博之氏を迎え、心強く動けます。会員議員は約100人の所からスタートします」

安倍派に衣替えする前の細田派の会長だった細田氏が、この議員連合の名誉会長を務めていたというのです。細田氏と旧統一教会はどのような関係なのか。2019年に名古屋市で行われたイベントにも、その姿がありました。

■「安倍総理に早速、ご報告したい」

イベント司会者
「衆議院議員の細田博之氏にご登壇いただきます」

旧統一教会の関連団体が主催したイベントで笑顔で登壇すると・・・

自民党 細田博之氏
「韓鶴子総裁の提唱によって実現した国際指導者会議の場は、大変意義が深いわけでございます。安倍総理にも、私は始終話をしておりますので、今日の盛会、会の内容を安倍総理に早速ご報告したいと考えております」

当時、総理大臣だった安倍氏の名前も出した細田氏。この場には、教団の総裁、韓鶴子氏本人も出席していました。

旧統一教会 韓鶴子総裁
「政治と宗教は一つにならなければなりません。今日の政治家たちは謙遜な姿勢で天の声を聞くことのできるようにならなければなりません。私と一つとなって、天の父母様を中心とした人類一家族、地上天国、天上天国をつくっていきましょう」