間もなく77回目の「終戦の日」です。
戦争体験者が減っていく中、これまでUTYで放送してきた戦争の体験談を改めて再構成してお伝えします。
平成から令和にかわろうとする2019年4月にお話しを伺った大正生まれの特攻隊の隊長の証言です。
隊長だった男性は令和時代の幕開けを見届けるかのように、取材の半年後の令和元年10月に亡くなりました。
令和に生きていく私たちに託した思いとは...
年齢は取材当時のままお伝えします。

元特攻隊の隊長 丸茂高男さん(甲府市)95歳:
どうせね、生きて帰れると思ってないんですよ。特攻隊員は。そこがひどいや。普通の人は亡くなることはあるいはあっても、一方じゃ生きる部分もある。特攻隊員っていうのは絶対生きられないですよ。死んで帰るしかない。

大正13年生まれの丸茂さんは昭和16年、1941年12月1日、17歳で海軍の士官を養成する海軍兵学校に入学。
そのわずか1週間後、ラジオから流れてきたのは...