「故郷に錦」、「母校に凱旋」です。大相撲初場所で新十両優勝を果たした五所川原市出身の尊富士が青森県つがる市の母校を訪れ、後輩を激励しました。

つがる市の木造中学校に隣接する相撲道場でマゲを結うのは、五所川原市出身で伊勢ケ濱部屋の尊富士です。

初土俵から8場所で十両にスピード昇進した尊富士は、1月の大相撲初場所で新十両としては史上最多タイとなる、初日から9連勝の活躍を見せ、13勝2敗で十両優勝を果たしました。

故郷に錦を飾った尊富士は、2日、母校に「凱旋」。木造中学校相撲部の後輩に競技への向き合い方などをアドバイスしました。

尊富士 関
「(練習は)やらされても強くはならないし、嫌々やっても強くならないし。自分で考えるようになったら強くなる」

尊富士は幼少期から修練を積んだ道場を懐かしみながら、地元への思いを語ります。

尊富士 関
「(取組で)あまり応援は聞こえないが「けっぱれ」はよく聞こえる。関取になって地元の方々に喜んでもらえることが目標だったので、さらに上を目指せるようにがんばる」

2日の夕方には五所川原市で尊富士関の後援会が設立され、その後に十両昇進を祝う祝賀会が開かれます。尊富士関は祝賀会に伊勢ケ浜親方と出席するということです。